2009年04月03日

ヘッジファンド: マン(Man)社 AHL シリーズの先週の運用成績は?

 以前の記事で取り上げた、マン(Man)社 AHL シリーズの先週の運用成績が出たようです(2009/3/30現在)。
 2009/3/24〜2009/3/30 の 1週間で ADP が -0.60%、ADF が -0.50%、
 この1ヶ月で ADP が -5.36%、ADF が -4.43% となっているようです。

 今年に入ってから市場の方向性(トレンド)がはっきりしなかったので、苦戦を強いられているということでしょうか。

 今日、為替が100米ドル/日本円を一時上回りましたが、そろそろまた市場に動きが出てくるのかもしれません。
posted by 渡世人 at 20:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

ヘッジファンド: マン(Man)社と野村證券が発売したFoHF(ファンド・オブ・ヘッジファンド)、「ノムラ・マン・CTAセレクト・ファンド」とは?

 FoHF(ファンド・オブ・ヘッジファンド、いくつかのヘッジファンドを組み合わせたファンド)については、これまでの記事で取り上げてきましたが(3A Trading Fund(この記事)や HSBC Trading AdvantEdge Fund(この記事))、マン(Man)社と野村證券が手を組んで、「ノムラ・マン・CTAセレクト・ファンド」というFoHFを新たに発売開始したようです。

 このファンドは、次の7つのヘッジファンドを組み入れているようです。

マン(Man)社 AHL (この記事で取り上げました)
ウィントン(Winton)この記事で取り上げました)
トランストレンド(Transtrend)
ブルークレスト(Blue Crest)社 ブルートレンド(Bluetrend)
GSAキャピタル(GSA Capital)
GLC
クエスト(Quest Partners)


 7つの組み入れヘッジファンドのうち、はじめの4つは、マネージド・フューチャーズ&トレンド・フォロー戦略をとるとのことです。

 また、このファンドは円建てですが、為替ヘッジ(為替の不利な動きを打ち消す手法)有りと為替ヘッジなしの2つのファンドが設定されているとのことです。為替ヘッジがあると、為替変動に相対的には強くなりますが、そのかわりコストがかかるため利回りが相対的に劣ることが多いかと思います。

 このヘッジファンドの利点・メリットとしては、主に次の4点が考えられます。

 まずは、初めて日本の証券会社が売り出したFoHFであること。これまでは単体のヘッジファンドを売り出されることはありましたが、ここまで本格的なFoHFはなかったのではないかと思います。

 次に、組み入れられたヘッジファンドが、長年よい成績を出してきた実績があることが考えられます。Man AHL、Winton だけでなく、Transtrend も長い実績を持っています。

 そして、FoHFなので、変動率(ボラティリティー)が、単体のヘッジファンドよりも低くできると期待されること。AHLなど、比較的値動きの大きいファンド単体よりはボラティリティーを抑えられる可能性があるかと思います。マン&野村證券も、それを狙っているのではないでしょうか。

 さらに、為替ヘッジ有り・無しを選べること。昨今の、激しい為替変動を見ていると、為替ヘッジがあったほうがいいかな、とも思われます。一方、これから110〜120ドル/円程度まで円安になると言うアナリストもいたかと思います。

 不利な点・デメリットとしては主に2点ではないでしょうか。

 やはり、「日本の証券会社の窓口で買える」ということは、それ相応のコストが上乗せされていると考えられます。すなわち、コストが高くなった分だけ、ファンドの利回りが低くなるのではないかということです。

 また、ファンドの仕組みと流通経路が複雑なため、その分コストが割高になっていることが挙げられます。ただでさえFoHFはファンドの管理が複雑でコストがかかるのに、更に為替ヘッジ有り・無しを揃えて、しかも「マン・マネージド・フューチャーズ・セレクト」というFoHFに連動する仕組みであり、おまけに日本の野村證券が販売する。となると、なんどもマージンが引かれているのが想像されます。

 日本で発売されるほぼ始めてのFoHFとして期待が高まりますが、運用コストの高さは懸念されるところだと思います。
posted by 渡世人 at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

オフショアファンド: キャッスルストーン社(Castlestone社)Aliquit 金塊(Gold Bullion)ファンド(Castlestone Aliquit Gold Bullion Fund)とは?

 金(きん、Gold)の価格は、株式や債券、為替などの市場とは別の動き方をする(株式や債券の市場と相関が低い)ことがよく知られていると思います。昨今の金融危機の中で、逃げ場を失った投資資金が流れて行く先の一つが、金だといえるでしょう。

 実際、昔から、世情や市場の動きが不安定だったときや、インフレのときに、金塊を買って保存することが行われてきたのは、よく知られていると思います。おかねに換えることが簡単なため、ユダヤ人の人たちが、しばしばアクセサリーとして身につけて運んでいることも有名かと思います。

 その金塊に投資するファンドとして、キャッスルストーン社(Castlestone社)が、Aliquit 金塊(Gold Bullion)ファンドを発売しています。

 Castlestone 社は、他にもいくつかのファンド(ヘッジファンドを含む)を発売しており、日本でも比較的名前を知られているファンド運用会社だと思われます。

 さて、このファンドは、2003/11 に設定され、設定以来の年平均利益は +13.68% をたたき出しているとのことです。年度ごとの運用成績は以下のようになっているようです。

2008年: +0.14%
2007年: +25.91%
2006年: +19.44%
2005年: +12.05%
2004年: -0.05%
2003年: +7.44%

 そして、今年2009年の利益は、1月が +5.90%、2月が +3.24% とのことで、現時点ですでに +9.33% となっているようです。金融危機が始まった2008年にプラスの運用成績を出しているのは立派だと思います。

 この Castlestone Aliquit Gold Bulion Fund の利点・メリットとして、次の3点が考えられます。

 まず、投資対象が、金塊だけになっていること。不安定な市場の動きが今後も続くと、ますます金の市場に投資資金が流れていくことが考えられます。

 そして、値動きの激しい金塊の商品市場そのものではなく、ファンドとして購入できること。荒っぽい動きの商品先物市場に自分で投資するのではなく、ファンドマネージャーに運用をまかせられれば、それはそれで安心感があるのではないでしょうか。

 また、最低投資金額が比較的低いこともメリットとして考えられます。商品先物市場で金を売買するには、それなりのまとまったおかねが必要になってくるかと思います。これは、国際分散投資を行う場合には、さらに重要な点でしょう。PPB(プライベート・ポートフォリオ・ボンド。世界中の金融商品を自由に組み込める金融商品であり、ラップ口座と似ていますが、課税対象額としてはPPB全体になる)に組み込める、というのも利点かと思われます。

 欠点・デメリットは、やはり「良くも悪くも、金だけに投資」という点でしょうか。

 株式・為替・債券などの市場が不安定な動きを続けるようであれば、ますます金の重要性が高まるかもしれません。最近の世情では、なかなか魅力的なファンドかもしれません。
posted by 渡世人 at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。