2009年04月01日

オフショアファンド: キャッスルストーン社(Castlestone社)Aliquit 金塊(Gold Bullion)ファンド(Castlestone Aliquit Gold Bullion Fund)とは?

 金(きん、Gold)の価格は、株式や債券、為替などの市場とは別の動き方をする(株式や債券の市場と相関が低い)ことがよく知られていると思います。昨今の金融危機の中で、逃げ場を失った投資資金が流れて行く先の一つが、金だといえるでしょう。

 実際、昔から、世情や市場の動きが不安定だったときや、インフレのときに、金塊を買って保存することが行われてきたのは、よく知られていると思います。おかねに換えることが簡単なため、ユダヤ人の人たちが、しばしばアクセサリーとして身につけて運んでいることも有名かと思います。

 その金塊に投資するファンドとして、キャッスルストーン社(Castlestone社)が、Aliquit 金塊(Gold Bullion)ファンドを発売しています。

 Castlestone 社は、他にもいくつかのファンド(ヘッジファンドを含む)を発売しており、日本でも比較的名前を知られているファンド運用会社だと思われます。

 さて、このファンドは、2003/11 に設定され、設定以来の年平均利益は +13.68% をたたき出しているとのことです。年度ごとの運用成績は以下のようになっているようです。

2008年: +0.14%
2007年: +25.91%
2006年: +19.44%
2005年: +12.05%
2004年: -0.05%
2003年: +7.44%

 そして、今年2009年の利益は、1月が +5.90%、2月が +3.24% とのことで、現時点ですでに +9.33% となっているようです。金融危機が始まった2008年にプラスの運用成績を出しているのは立派だと思います。

 この Castlestone Aliquit Gold Bulion Fund の利点・メリットとして、次の3点が考えられます。

 まず、投資対象が、金塊だけになっていること。不安定な市場の動きが今後も続くと、ますます金の市場に投資資金が流れていくことが考えられます。

 そして、値動きの激しい金塊の商品市場そのものではなく、ファンドとして購入できること。荒っぽい動きの商品先物市場に自分で投資するのではなく、ファンドマネージャーに運用をまかせられれば、それはそれで安心感があるのではないでしょうか。

 また、最低投資金額が比較的低いこともメリットとして考えられます。商品先物市場で金を売買するには、それなりのまとまったおかねが必要になってくるかと思います。これは、国際分散投資を行う場合には、さらに重要な点でしょう。PPB(プライベート・ポートフォリオ・ボンド。世界中の金融商品を自由に組み込める金融商品であり、ラップ口座と似ていますが、課税対象額としてはPPB全体になる)に組み込める、というのも利点かと思われます。

 欠点・デメリットは、やはり「良くも悪くも、金だけに投資」という点でしょうか。

 株式・為替・債券などの市場が不安定な動きを続けるようであれば、ますます金の重要性が高まるかもしれません。最近の世情では、なかなか魅力的なファンドかもしれません。
posted by 渡世人 at 07:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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