2009年03月28日

ヘッジファンド: ウィントン(Winton)社 Futures Fund とは?

 日本でも知名度が上がってきたヘッジファンド運用会社として、ウィントン(Winton Capital Management)社があります。最近は、これまた三菱UFJ証券が、償還時元本確保型の Winton のファンドをときどき販売してきました。その Winton の主力ファンドが Winton Futures Fund です。以前の記事でふれたFoHF(ヘッジファンドを組み合わせたファンド)である、HSBC Trading AdvantEdge Fund にも組み入れられているようです。

 Winton という運用会社は、以前の記事でふれた、マン(Man)社AHLシリーズの開発者のひとり(David Harding)が1997年に立ち上げました。Winton Futures Fund の運用開始は1997/10です。

 このファンドの運用方法は、マネージド・フューチャーズ(各種先物の売り・買いを行う)戦略を採用しているとのことです。運用方法は Man AHLと似たような感じになっていると考えられます。ある意味では、Man AHL の親戚ファンドと考えていいかもしれません。

 ただ、Man AHL シリーズと比べてみると、ボラティリティー(変動率)が低く、安定感がある、と言えるでしょう。また、1997年の発売以来、年間でマイナスになったことが一度もありません。また、平均利回りのほうは、両者ともあまり変わらないと思います。その上で、ここ10年の成績は、Man AHL が約4倍なのに対して、WInton Futures は約6倍です。

 肝心の運用成績ですが、ここ1年の利回りは +8.77%、3年では +66.96%、5年では +99.4% をたたき出しています。金融危機が始まった2008年でも +20.99% でした。そして、今年に入ってからも、1月は +0.99%、2月は -0.20%であり、安定していると言えると思います。Man ADP のほうは、1月は -2.30%、2月は +0.39% ですので、両者のボラティリティーの差が推測できるのではないでしょうか。

 また、Hedge Fund Review による 8th European Performance Awards 2008(2008年度、第8回ヨーロッパ成績賞)の「Best Hedge Fund over 10 years on a Risk Adjusted Basis」(10年以上運用され、リスクを調整することを基本としている、最優秀ヘッジファンド)部門を、Winton Futures Fund が受賞しています。

 ここ5年分の値動きは下の図のようになっています(図をクリックすると拡大)

Winton-20090328.jpg
posted by 渡世人 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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