2009年03月28日

ヘッジファンド: マン(Man)社の利益が43%減少、運用資産も三分の一が減少

 日本時間2009/3/26、ブルームバーグのニュースです。

 ヘッジファンド運用会社マン(Man)社の、2009/3通期での税引き前利益が 43% 減少し(前年度の21億ドルに対し12億ドル=約1100億円)、運用資産額のうち三分の一が減少(前年度の750億ドルに対し480億ドル=約4兆7千億円)したとのことです。

 これらの原因として挙げられているのは次の2点。

 まず、「マン・グローバル・ストラテジーズ」ファンドのレバレッジ投資を縮小したこと(97億ドル=9500億円の減少)。これは、以前の記事で取り上げた、三菱UFJ証券が発売した「グローバル・マルチストラテジー」の事実上運用停止と関連があると考えられます。

 もう一つは、昨年明らかになった巨額詐欺、マドフ事件で、3億6千万ドル=3500億円の損失を出したことです。マドフ事件とは、ファンド運用会社の会長であり米ナスダック市場の運営会社の元会長である有名人バーナード・マードフが、「実はファンドの運用成績は真っ赤な嘘だった」として、2008/12/11にFBIに逮捕されたものです。この事件、日本ではほとんど報道されませんが、被害額が史上最大(約 500億ドル=5兆円! )と言われています。実は、野村ホールデイングス 日本興亜損保、三井住友海上なども被害にあっています(野村が 300億円くらいだったと思います)。

 マン社は、15%の人員削減を行って対応するそうです。グローバル・ストラテジーの解散などでしょうか。
posted by 渡世人 at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界動向 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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