2009年03月31日

史上最大のヘッジファンド詐欺事件、マドフ事件(Madoff)のその後

 2009/3/30のロイターのニュースです。

 史上最大規模のヘッジファンドの詐欺事件、マドフ事件について、これまでの記事でなんどか取り上げてきましたが、その続報です。

 ロイターによると、マドフの証券会社(Bernard L. Madoff Investment Securities LLC)の一部門が、Castor Pollux という金融関連会社に、即金で50万ドル=約5億円、プラス、将来的に(2012年までに)最大1500万ドル=約140億円で、売り渡される見込みとのことです。

 法廷からマドフの資産の管理を命じられた弁護士(マドフの資産を管理し、できるだけ多くの資産を回収する業務に携わっている Irving Picard 氏)は、まだまだ問題点が多い、と言っているとのことです。

 現時点では、10億ドル強=約950億円しか資産の回収ができてないようで、マドフ氏の運用会社に運用資金を投資していた会社は、非常に厳しい状態のままだと考えられます。それらの会社の金融商品を買っていた個人にとっても大きなダメージだと思われます。
posted by 渡世人 at 18:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 速報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

詐欺ヘッジファンド(Westgate)のファンドマネージャーの告訴

 2009/3/26のロイターのニュースです。

 ウエストゲート・キャピタル・マネジメント(Westgate Capital Management)社のジェームズ・ニコルソン(James Nicholson)が、保釈されずに告訴されたそうです。

 ジェームズ・ニコルソンは、Westgate の創業者であり、2億9300万ドル=約290億円の投資資金を集めたそうです。そのうちの1億6千万ドル=約150億円は、2009/2/25に彼が逮捕された後でも、いまだに行方不明とのことです。

 告訴内容によると、彼は「6〜9億ドル=550〜800億円の資産を運用・管理している」と投資家に嘘の説明をしてきたそうです。 

 また、史上最悪規模の詐欺といわれるマドフ事件を担当する弁護士が、これまで彼の弁護人もつとめてきたそうです。今回の告訴に際し、Erika McDaniel Edwards という新たな弁護人に替わったとのことです。

 海外投資、しかもヘッジファンドでの詐欺は、被害者がなかなか救済されにくい面があると思われ、いろいろと考えさせられます。
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2009年03月30日

ヘッジファンド: テムズリバー(Thames River)社 水資源&農業ファンド(Thames River Water and Agriculture Fund)とは?

 水や資源、農業関連に投資する普通のファンドとしては、ピクテ(Pictet)社や SAM社などのファンドが有名だと思います。これらのファンドは、金融危機の中では比較的小さな損失で済みました。これらの投資先が、全体としては安定性を持っており、そして将来が期待されていることを表しているということでしょう。水・資源・農業などは、今後ますます重要な投資先になると考えられます。

 そんな市場動向の中で、Thames River Capital(テムズリバー・キャピタル)社が、Water and Agriculture Fund(水&農業ファンド)を 、2008/3/2に運用開始しました。米ドル、ユーロ、そして英ポンド建てがあるようです。

 Themes River は、Themes River Eastern Europe Fund(テムズリバー東ヨーロッパファンド)や Warrior Fund、Kingsway Fund などでよく知られているファンド運用会社だと思います。

 Themes River Water and Agriculture Fundの狙いは、現在世界的に問題になっている、限られた資源の奪い合い(水・食料など)に注目し、長期にわたって高い利益を得ることです。

 このファンドの利点は主に2つ考えられます。

 まずは、オフショア投資で水資源や農業関連に投資できることです。これまでは、オフショアで発売された水・農業関連ファンドの数が少なかったので、投資できる種類が増えるのは嬉しいことだと思います。水資源は限られており、さらに異常気象での干ばつが世界中あちこちで起こるなど、投資先として重要なファンドだと感じられます。
 アメリカの大規模農業地帯では、実際に農業用水が足りなくなったため、水の争奪戦が起こり、水の値段がどんどん高騰していると言われています。

 さらには、普通のファンドよりも低い変動率(ボラティリティー)を狙っていることが挙げられます。食料関連の個別の市場は、価格変動が激しく、実際の生活でも、小麦の値上げなどで食品の値段が上がり、その激しさを実感されたことがあるかと思います。日本で先物商品の取引をしたことがあれば、その変動の激しさを、もっと体感されているのではないでしょうか。

 日本のファンドでも、いくつか水や農業関連のファンドが出ていますが、Thames River社がオフショアでこのファンドを発売したとなれば、これもなかなか魅力的だと考えられます。
posted by 渡世人 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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